koboで読めるオススメ〜青空文庫編1〜岡本綺堂「半七捕物帳」

kobo で読めるシリーズその2、青空文庫編第一弾は岡本綺堂の「半七捕物帳」シリーズ。「シャーロック・ホームズ」や「御宿かわせみ」シリーズに近い感じ。

舞台は明治初期、かつての岡っ引き半七親分の江戸の自分の昔語りを若者(ニート)が聴くという体裁で、オムニバス形式のミステリ時代小説です。ときどきええええ〜っていうオチのお話もありますが、文体も軽やかで読みやすいオススメのシリーズ。

なのですが、koboストアだと、一覧にサブタイトルがでてこないのと、巻数表示がされていない+サブタイトルで検索できないので、順番に探すのが大変です…。というわけで、青空文庫の一覧をもとに、ナンバリングしてみました。

kobo ストアで買える日本の小説オススメ5冊〜有料編〜

巷で何かと話題のkoboですが、ストアがまだまだ…書籍の数もですが、某日経さんにも言われちゃってましたが、小説ジャンルにマンガが入ってきちゃったり、改善ポイントはてんこ盛りです。

とはいえ電子書籍リーダーとしては値段相応で、レスポンスや操作性にやや難はありますが、でも文庫本より軽いしいっぱい入るし意外といいなーと思っている今日この頃です。

なので、せっかくkoboを手に取ってみたけれども読むものなくないー?という方向けに、オススメの小説をご紹介してみようと思います。平たく言えば、今まで自分が読んだことのある本で、koboのストアで発見できたものだったり。

1. 伊藤計劃『虐殺器官』
虐殺器官
いきなりこれですかって自分でも思いますが、リリースと同時にこの作品が入っていたのには驚かされました。舞台は多分近未来。なぜか世界各地で凄まじいまでの虐殺があちこちで起こり、その紛争地域で必ずささやかれる「ジョン・ポール」という男の影。SFですが、現実に起こっている虐殺の歴史と重ね合わせると背筋が冷えつつも圧倒的な筆致にぐいぐい惹き込まれます。神林長平をして夭折した作者による世界に向けての「呪い」といわしめた作品。オススメです。

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2.伊藤計劃『ハーモニー』
ハーモニー『虐殺器官』のその後の世界。冒頭に表れるEHTMLが何を示すのかがわかったとき、やられたーと思いました。解説まで含めて読み応えのある作品です。オチは、この人はこの結末しか見つけられなかったのかと感慨というか悲哀を感じたりしました。

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3.有川浩『阪急電車』
有川浩『阪急電車』

打って変わってほのぼの。「図書館戦争」シリーズの著者による阪急電車内の風景の連作。少しずつかかわり合う登場人物たちがそれぞれ魅力的で、日常風景をうまく切り取りかつ、水戸黄門的に安心して読める作品ばかりです。やっぱり「討ち入り」の翔子さんが好き。

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4.冲方丁『天地明察』
冲方丁『天地明察』
1000年近く用いられた貞観暦の改暦に挑んだ渋川春海の物語。囲碁の名家に生まれながら、算学(和算)に魅入られ、やがて改暦という大きな事業に携わっていくひとりの男の人生を描ききっています。SF作家のイメージが強くてそちらだとわりとえぐい表現も多いのですが、こちらはほのぼの読めました。改暦ってすごいなー。

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5.藤木 稟『バチカン奇跡調査官 黒の学院』
>藤木 稟『バチカン奇跡調査官 黒の学院』

バチカンの一組織として「奇跡」の調査を行う2人のイケメン神父の物語。藤木稟らしい、美声年を主役に据えつつひたすら京極夏彦ばり蘊蓄が披露されるのは圧巻。カトリックという組織の複雑さと「奇跡」が本当に起きるのか?というサスペンスかと思いきや…という感じですが、歴史好きで蘊蓄が楽しめる方にはオススメです。

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改めて探してみたけど、やっぱり有料の本はまだまだ少ないなーという印象です。もっと増えるといいなー。
そして次回は青空文庫編に続く予定。