koboで本を買って読んでみた。

本が大好きなので、個人的にはebook-readerには懐疑的というか、あんまり興味がなかったのだけれどまあとりあえずあるし使ってみなきゃということで、発売日当日にアクティベーション→購入→読書を試してみました。

アクティベーションまで
帰宅後にfacebook見ると「うまくできない」の嵐でしたが、ひとまず試してみたところ、Step 2/4のログインするところで、ログインしてもログイン画面に戻ってしまうループが発生。とりあえず少し時間をおいて、ついでに3回連続でログインしてみたら、最終的にログイン成功。
しかしメルマガのチェックボックスがデフォルトONなのはもはやお家芸。さすがです(でもkoboの会員ページですぐに解除できるよ!)

いまは比較的落ち着いていてさらっとアクティベートできるようです。

本を探す
とりあえずデスクトップアプリから本を探してみると、京極夏彦!そしてなぜか伊藤計劃の『虐殺器官』と『ハーモニー』が!!渋い、渋いよ!と思いながらとりあえず姑獲鳥の夏買ってみました。1巻が170円なのはお買い得なのかなー。
あとちょっと気になったのはトップの「ピックアップ」でしか本を「お気に入り」に入れるPinが表示されないような。まあこれからですね。

ついでに前から気になっていた冲方丁の『天地明察』を購入。転送までは大変スムーズでした。

読んでみる
いよいよPCから接続を外して、本を読んでみる。表紙を選択して…あれ…?ページがめくれない?

…なんとなく電子デバイスだと横書きに慣れているので、右から左にスライドしているのが原因でした…。右からそーっとスライドするとめくれるように。あとで気づいたのですが、設定でページめくりを画面のどの範囲でやるかを設定できるのでした。あと下の真ん中部分がフォントとかの設定部分。それくらいは説明書があってもいいかもと思ったり思わなかったり。

iPhoneやiPadに慣れている人は、もっさり感とチープなガジェット感に驚いてえーってなるかもしれないけれど、ebook readerというのはリッチデバイスではなくて、文庫本の代替となるものと思えば、なるほどなーという感じです。小さくて軽くて読みやすい。ここに特化している「デジタル化された本」。

e-inkは本当に疲れないというか紙と同じ感じ。デフォルトのリフレッシュレートが6ページで、だんだん焼き付いてくる感じだったので、3ページごとにしたら、もう少しすっきり見えるようになってきました。
あと、文庫本のイメージで読みたいので、フォントを小さくすると明朝っぽいフォントだと薄くなってしまうのがちょっぴり残念。ゴシック風のモリサワフォントでとっても読みやすいのでそれはそれでよいのですが、やっぱり小説なら、明朝っぽいフォントがきれいに見えるとうれしいなあ。

今後に期待したいこと
『天地明察』上下読んでみましたが、文庫本2冊持ち歩くよりスペースとらないし、小さな鞄しか持ち歩かない人にはとってもオススメです。上巻読み終わりそうなときに、下巻持ち歩くかどうか悩まなくていいし!

ただ、ページをめくるつもりが引用のメニューが起動してしまうことがちょいちょいあって、慣れもあると思うのですが、ここの操作感はもう少し滑らかになるといいなあと思います。

というわけで、これはいいわーとむしろ残念に思うくらい違和感なく広がっていくんじゃないかと思えました。あとはストアがどれだけ拡充できるか。「自炊」という「本を切り裂く」行為が個人的にはすごくアレな感じがするので、いっそ早く電子書籍が広まってくれるといいなあと思っています。

いつでも買えて、すぐに読み始められるので、コンテンツさえあれば、書籍費が間違いなく自分の場合は増えそうです。リアルな書店の行き先が気になるところですが、ネットで見知らぬ面白そうな本を見つける喜びというのは今のところ味わえないなーと思っているので、いっそリアル書店で電子書籍が買えるようなインタフェースを整備して、お互いにうまく共存してほしいなーと思ったり。

「装丁も含めて本」なので、そこがこれから変わってしまうのは惜しい気もするけれど、この流れは変わらない気もします。ただ、思想の自由の観点からはリアルな本はやっぱり生き残ってほしいかな。電子書籍になるってことは、ほぼ誰がどの本を読んでいるか100%特定できる状態になってしまうということだし。

とつらつら書きましたが、kobo、ちょっととっつきにくいところはありますが、コンテンツが拡充してストアがもっと便利になればこれからすごく大きくなっていけると思います。がんばってほしいなー。

4 years have been past since I joined my company.

7月から完全英語化とか巷ではいろいろ話題になってますが、なんと入社して丸4年が経過しました。何がなんとかと申しますと、私こう見えて現在の会社は4社目で、それまでの一社の最長記録が2年6ヶ月だったというのですから、破格の長さです。マジ破格。

いい機会なので、やってきたことと、印象を振り返ってみたいと思います。[]内はそのときの言語とかサーバとかフレームワークとか、気になったもの。

[やったこと]

2008年夏〜

  • レコメンドエンジンのコーディング  [PL/SQL]
  • コミュニティ系サイトの保守運用 [Java/WebSphere]
  • API用検索エンジンのパフォーマンスチューニング [PL/SQL]
2009年秋冬頃
  • Social系Webアプリ開発 [Java / SAStruts]
  • 某テクノロジーカンファレンス
2010年春〜
  • Android ネイティブアプリ開発
  • Social系アプリ開発
  • API開発 [Java / Spring]

2011年秋冬

  • 某テクノロジーカンファレンス
  • Social系アプリ開発サポート[AWS]

2012年

  • San Francisco 研修[Node.js / Scrum / Android ]
  • API追加開発
  • Social系サポート
  • SFプロジェクト継続 with SF members.

こうして見ると4年もいたのにあんまりやってないなーとも思いますが、Social系という謎の部分にいろんな細かいプロジェクトが入っていたのを思い出してみたり。どれも今ひとつ鳴かず飛ばずな感じですが、もともと部署一ともだちのすくないエンジニアを自負している私が担当なのがそもそも問題なのかもしれません。

[雑感]

  • 第一印象
    元々、法学部法律学科出身で司法試験を諦めてSEとか謎のスタートを切り、SIerの孫請け→似たようなとこ→携帯のコンテンツプロバイダを経て、今の会社に入って最初に思ったのは、変なとこに入っちゃったなーという印象でした。何より最初の研修が、なんか社是みたいなのを暗記させられるし、研修は技術と関係ない精神論だし。

    最初の数日は、こんなところでやっていけるかなーと本気で思ったのは覚えていますが、実際配属されてみると、まあ何とかなるかなと思ったのも覚えています。ただ、それまではコードを書くこと(アプリをつくること)がメインで、UnixのコマンドとかApacheの起動停止さえほとんどやったことなかったのに、まるっとサーバ1台預けられたり、WebアプリなのにPL/SQL だったり、いろいろ無茶するなーと思ったりもしました。振り返ってみれば、いい経験させてもらってるなと今では思ってますが。

  •  仕事について
    自分がやりたいこと、というのが曖昧だったのもあって、しばらくは浮いたり沈んだりを繰り返していましたが、転機となったのは2010年の春に、Androidアプリを作り始めたこと。ここで、あー自分は本当に画面作ったりするのが好きなんだなーと改めて思いました。もともとうちの会社はデザイナー系のひとがすくなくて、みんなタスク超過なので、そういう方たちとその辺の相談をすることが、自分にはすごく難しくて(そもそもコミュニケーション能力が低い)、じゃあ自分でやるしかないねーって言われて、なるほどそうか、と覚悟を決めたのもこの辺りでした。もちろんきれいな画像を作ったり、完全に美しいレイアウトを作るのは無理だけれども、画像の加工とか、少なくともユーザにとって使いやすいUIを考えて自分一人でもやる、ということにチャレンジできるようになったのが、大きな収穫です。

    今でも人のコードを読むのは苦手だし、アルゴリズムとか言われると思考停止するへなちょこエンジニアですが、それでも自分にしかできないこともあるかもしれない、と思えたのは、この2年間の経験のおかげかなと思っています。自分でやりたいことがあり、それに向かって強い意志を持って突き進める人にとっては、いい職場なんじゃないかなと。もちろん部署やアサインされた場所にもよると思いますが、いまいるところは、少なくとも頭ごなしにNoという人はいないので、恵まれてるなーとも。

    あらためて、あれだけ低空飛行(年間6割くらい)を続けていた私を見捨てずに、自由にさせてくださった上司や周りのメンバーには本当に感謝しています。

  • 会社の雰囲気とか
    会社については、最初はうちの会社は自前でサービスを開発しているし、開発の会社だと思っていたので、なんとなくしっくりこないなと思っていたのですが、何年か前に同期入社の友人に「うちは開発の会社じゃないからねー」と言われてようやくしっくり来たのを覚えています。うちの部署はたぶんそれでも少し違うのですが、全体として中心に「開発がない」ということに気づくと、開発者から見ていろんな理不尽なことが、なるほどなーと思えてきました。無駄な認証付きproxyとかあれとかそれとか。
    それがいいことだとは今でも思っていませんが、会社がそうやって成り立っている以上、ある程度は覚悟も必要で、ただ、海外のメンバーが加わることで少しずついろいろ変わってきているのも事実です。日本人だけだったら、今でもきっと変わってないと思えるのが少し残念ですが、変化は実際に起きているのでいい傾向かなと。ただ、じゃあ全員海外メンバーになっちゃえばいいのかといえばそうでもなくて、日本のエンジニアのいいところはいっぱいあるとSFで仕事してみて感じました。みんな真面目に働くし、スキルも高いし、ただしがらみがとても多い。

    大きなサービスを運営しているので、守りも大事だし、でもそれだけでもダメで、そういう現実をどう乗り越えて行くのか、その真価をいま問われているんだろうなと思います。

  •  英語
    個人的には「TOEICなんて役に立たない」という意見に基本的には同意ですが、そうでもしないとそもそもトライする機会がないので、まああれはあれでありなのかなと思ったりしています。それに、入社2〜3年目の若者のほとんどが早い段階でTOEICの必要スコアをクリアしているのを見ると、日本の英語教育ってそこまで捨てたもんじゃないのかなと感じています。もちろん話すのは別次元ですが、それでも基礎ができているのとそうでないのでは、だいぶ違うでしょうし。

    中にいる身からしてみれば、実際に海外卒の新人が増えてきたり、海外メンバーとやり取りすることが増えてきたので、英語を使うことに抵抗はそれほどありません。流暢にはほど遠いし、もどかしく感じることもありますが、たとえば中国のメンバーと話すときに、通訳を必要とするよりは、お互いに下手でも英語で直接やり取りする方が話が早い。社内に関して言えば、通じればいいと割り切ればいいのかなと。

    たまに、日本の顧客とも英語で話すのかなんて言う人いますが、そんなわけあるかと。英語を選択するのはそれが効率がいいからで、たとえば次は中国語を必須にする、なんて言われたら、多分私はそこで進退を考えると思います。もちろん、それぞれの国と交渉する必要のあるメンバーはきっと学ぶ必要がでてくるんでしょうけれども、私自身は、そんな時間があったら、iOSの開発を学ぶ時間に充てたいと考えます。

    英語をポジティブにとらえられるのは、それが最低限必要だからで、それ以上を強制するほどうちの会社はアホじゃないと思っています。ただ、英語ができるようになって海外の現場を見て、なおうちの会社に留まりたいと優秀な若者が思えるか、それが少し心配です。優秀なエンジニアを本当に必要とするなら、変えていかなければならないことも多いだろうなと。

 

振り返ってみれば、最高ではないかもしれませんが、自分にとっては一番たくさんの経験ができたし、現場にも恵まれたし、仕事では直接関係しないけれどもステキな方々とも出会えたし、あのときあのタイミングでこの会社に入れてよかったなと思っています。
それと、自分がもう少し若ければなーと先日のSF研修に参加させてもらって改めて思ったりしています。たぶんあと5年若ければ海外にチャレンジするという選択肢もありだったと。

そうそう簡単には行かないと思いますが、日本のエンジニアが元気になるためにも、どんどん海外にチャレンジしてみると良いと思います。単純にあちらの方が優れている、ということではなくて、世界は多様なんだなということを肌で感じられるので。なので、個人的には次回の3ヶ月海外経験プログラムの応募者が少なかったと聞いて、残念に思います。

それぞれ事情は異なると思いますが、若いうちにしかできないことは確かにあるので、若者はしがらみなんて振り捨ててどんどん飛び出して行った方がいい、と思う今日この頃でした。

というわけで、そんな経験もできちゃう弊社にご興味のある方は、ぜひお声がけください。